TL;DR — 3 行でまとめると
- 5 名以下:個人 Plus を共有せず各人で契約(合計 100 ドル/月以下)が現実的
- 10 名以上 + 機密データを扱う:まず Business(学習されない・SSO 込み)。より厳しい要件があれば Enterprise
- 10〜30 名 + 機密性中程度:Business プラン(1人あたり月25ドル/年払いなら月20ドル)が最適解になることが多い
はじめに:なぜ今プラン選びが重要なのか
⚠ 料金とプラン名は変わります。 この記事は 2026 年 9 月 3 日に
OpenAI の公式料金ページ と
プラン名変更のFAQ
で確認した内容です。
かつて「Team」と呼ばれていたプランは、2025 年 8 月に Business へ名称が変わりました
(名称のみの変更で、機能・料金は据え置き)。
Enterprise の料金と最低契約人数は公開されていないため、金額は書いていません。
契約前に必ず公式ページで最新の内容をご確認ください。
ChatGPT は 2026 年現在、業務利用が前提のプランが 4 段階(Free / Plus / Business / Enterprise)に整理されています。プラン選びを間違えると、月数十万円のコストになるか、逆に情報漏洩リスクを抱えることになります。
本記事では、中小企業(従業員 5〜50 名規模)が選ぶべきプランを、料金・セキュリティ・運用 の 3 軸で精査します。
本記事の価格・スペックは 2026 年 5 月時点の OpenAI 公開情報をもとにしています。最新情報はOpenAI 公式をご確認ください。
4 プランの比較表
| 項目 | Free | Plus | Business | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| 料金 | 無料 | $20/月 | $20/人/月(年払い)/$25/人/月(月払い) | 個別見積(非公開) |
| GPT-4 / 最新モデル | 制限あり | ◯ | ◯ | ◯ |
| 入力データの学習利用 | される | される | されない | されない |
| SSO(シングルサインオン) | × | × | ◯(SAML / OIDC・追加費用なし) | ◯ |
| 管理者による利用状況の把握 | × | × | ◯ | ◯ |
| 専用ワークスペース | × | × | ◯ | ◯ |
| カスタム GPTs 共有 | × | 個人のみ | チーム内 | チーム内 |
| 最低契約人数 | 1 | 1 | 2 | 非公開(要問い合わせ) |
※ Business には、使用量の多い「Premium」席(年払い $100/人/月・月払い $125/人/月)もあります。
1 つのワークスペース内で通常席と混ぜて割り当てられます。
判断軸 1:チーム規模
1〜5 名の小規模事業者
各人で Plus 個別契約(20 ドル × 5 名 = 100 ドル/月)が現実的。Business の最低 2 名から、料金は逆に高くなるケースが多い。
ただし、機密情報を入力する場合は Business 以上を検討してください。Plus はデフォルトで入力データが学習に使われる可能性があります(設定で OFF にできますが、組織管理として徹底するなら Business 推奨)。
5〜30 名
Business プランが王道。Plus を全員に配るより 1 人あたり月 5〜10 ドル高いが、
- 入力データが学習されない
- カスタム GPTs をチーム内で共有できる(業務テンプレ化に強力)
- 管理者ダッシュボードでメンバー追加・削除が容易
30 名以上 / 機密性が高い業種
Enterprise 一択。法務・医療・金融などコンプライアンス要件が厳しい業種は SSO と監査ログが必要です。
判断軸 2:扱うデータの機密性
入力データの取扱いは、プランによって明確に異なります。
| プラン | 入力データの扱い |
|---|---|
| Free / Plus | デフォルトで学習に使用される可能性あり(設定で OFF 可) |
| Business | 学習に使われない |
| Enterprise | 学習に使われない + 監査ログ + データレジデンシー設定可 |
チェック: 顧客情報・社内財務・契約書ドラフトを入力する想定があれば、Business 以上を推奨。Free / Plus は「公開情報のみ」「個人の試行錯誤」に留めるのが安全です。
- 使う人数を数える毎日使う人が何人かを数えます。ときどき触るだけの人は入れません。手元に残るもの: 毎日使う人の人数
- 扱う情報を仕分ける顧客名や見積金額など、社外に出せない情報を入力するかどうかを決めます。手元に残るもの: 入力してよい情報の線引き
- プランを決める人数と情報の重さの組み合わせで選びます。迷ったら小さいほうから始めます。手元に残るもの: 契約するプランの名前
料金や機能は提供元の都合で変わります。契約の前に、提供元の最新の案内をご確認ください。
判断軸 3:運用負荷とサポート
Plus
- 個別管理、解約・追加は各人が実施
- サポートはオンラインヘルプのみ
- 利用状況の可視化は不可
Business
- 管理者ダッシュボードでメンバー一括管理
- カスタム GPTs を共有可能(ナレッジの組織化)
- 月次の利用量がわかる
Enterprise
- 専任サポート(時間帯による)
- SSO による自動プロビジョニング
- 詳細な監査ログ・データレポート
ケース別の推奨プラン
| ケース | 推奨 | 月額の目安 |
|---|---|---|
| 1 人で AI を試したい | Plus | 20 ドル |
| 3 名のフリーランス事務所 | Plus 個別 × 3 | 60 ドル |
| 従業員 10 名、機密データあり | Business × 10 | 200 ドル(年払い)/250 ドル(月払い) |
| 従業員 30 名、機密度高 | Business × 30 | 600 ドル(年払い)/750 ドル(月払い) |
| 従業員 100 名、コンプライアンス必須 | Business か Enterprise | Business なら 2,000 ドル(年払い)。Enterprise は要問い合わせ(価格非公開) |
※ Business の金額は公式の席あたり単価(年払い $20/月払い $25)に人数を掛けたものです。
Enterprise は価格が公開されていないため、金額を書いていません。
よくある質問
Q. Plus を全社員に配るのは違法?
法的に違法ではありませんが、OpenAI の利用規約上、アカウントの共有は禁止されています。各人で個別契約するか、Business を契約してください。
Q. Business と Enterprise の判断分岐は?
- SSO が必要 → Business で足りる(追加費用なし)
- 監査ログが必須(金融・医療等) → Enterprise
- 上記不要 + 30 名以下 → Business
Q. Anthropic Claude や Google Gemini との併用は?
推奨です。ChatGPT は汎用、Claude は長文・論理性、Gemini は Google Workspace 連携が強い。業務に応じて 2〜3 ツールを使い分けが最適です。
まとめ:迷ったら Business から始める
5〜30 名規模の中小企業であれば、Business プランが機能・コスト・セキュリティのバランスで最適です。1 ヶ月試して、足りなければ Enterprise にアップグレードする運用が現実的です。
AI Tech LABO の AI 導入サポートについて
「自社にどのプランが最適か判断したい」「導入後の運用ルールを一緒に整備したい」という方は、無料相談でご相談ください。プラン選定からカスタム GPT 作成まで、伴走型でサポートします。
参考にした情報源
上記は2026年9月時点で確認した内容です。制度や料金は変更されることがあるため、最新の内容は各公式サイトでご確認ください。



