業務アプリは、最初から全部入りを目指すより、1つの仕事を回す小さなアプリから作り、使いながら育てるほうが、失敗したときの損失を小さくできます。進め方は「困りごとの整理 → 見積もり → 仕様の確定 → 開発 → 検収 → 運用と改善」が基本です。AI専科での費用の目安は、**ライト30万円〜・ベーシック88万円〜・プレミアム165万円〜(いずれも税込・お見積りで確定)**です。
3行でまとめると
- 最初のアプリは「1つの仕事を回す」大きさに絞ると、早く使い始められ、直す判断もしやすい
- 発注前に「今の手順」「困っていること」「使う人」を書き出すと、見積もりのずれが減る
- 検収では「仕様書どおりに動くか」を、実際の仕事の流れで確かめる
なぜ「小さく作って育てる」のか
業務アプリを作るとき、「せっかく作るなら、あれもこれも」と機能を足したくなります。しかし、機能が増えるほど、次のようなことが起きやすくなります。
- 費用と期間が大きくなり、途中で方針を変えにくくなる
- 使い方を覚えることが増え、現場で使われなくなる
- 本当に必要だった機能と、そうでなかった機能の区別がつかない
実際に使ってみて初めて分かることは少なくありません。まず小さく作って使い、分かったことをもとに次の機能を決めるほうが、結果として無駄の少ないアプリになりやすいと考えられます。
業務アプリ開発の流れ
| 段階 | やること | 発注する側がすること |
|---|---|---|
| 1. 困りごとの整理 | どの仕事を、なぜアプリにしたいかを確かめる | 今の手順と困りごとを書き出す |
| 2. 見積もり | 画面の数・機能・連携するサービスから金額と期間を出す | 見積もりの前提(含むもの・含まないもの)を確かめる |
| 3. 仕様の確定 | 画面・項目・権限・動きを文書にまとめる | 仕様書を読み、足りないところを伝える |
| 4. 開発 | 仕様に沿って作る。途中で動くものを見せることも | 途中の確認に応じる |
| 5. 検収 | 仕様どおりに動くかを確かめる | 実際の仕事の流れで試す |
| 6. 運用と改善 | 使いながら不具合を直し、次の機能を決める | 使ってみて困ったことを記録する |
発注前に用意しておくとよいもの
見積もりの精度は、最初に伝える情報で大きく変わります。次のものがあると、話が早く進みます。
- 今の手順: 紙・表計算・電話など、今どうやって回しているか(実際の書類や表があると分かりやすい)
- 困っていること: 何に時間がかかっているか、どこで間違いが起きるか
- 使う人: 誰が、どの端末(パソコン・スマートフォン)で、何人くらい使うか
- 扱う情報: 顧客の名前や連絡先など、個人情報を扱うか
- つなぎたいもの: 既に使っているサービス(予約・会計・メールなど)と連携させたいか
- いつまでに使いたいか
きれいな資料にまとめる必要はありません。メモや写真でも十分です。
仕様書で決めること
仕様書は、「何を作るか」を発注する側と作る側で合わせるための文書です。後から「思っていたのと違う」とならないように、次の項目を確かめます。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 画面の一覧 | 一覧画面・登録画面・詳細画面・集計画面 |
| 入力する項目 | 日付・顧客名・品名・数量・担当者 |
| 権限 | 誰が見られて、誰が直せるか |
| 動き | 登録したら誰に通知するか、どの順に並べるか |
| 対象外のこと | 今回は作らない機能 |
特に大切なのは**「今回は作らないもの」を書いておくこと**です。範囲がはっきりすると、費用と期間のずれが起きにくくなります。
検収のポイント
検収は、できあがったアプリが仕様書どおりに動くかを確かめる工程です。
- 仕様書の項目を1つずつ確かめる
- 実際の仕事の流れで、最初から最後まで通して使ってみる
- 間違った入力をしたときに、どうなるかも試す
- スマートフォンで使う場合は、実際の端末で確かめる
検収の期間や、見つかった不具合の扱い(どこまでが修正で、どこからが追加の機能か)も、契約の段階で確かめておきましょう。
使いながら育てる
お渡しのあとは、使ってみて困ったことを記録しておき、まとめて改善の相談をするのが効率的です。
- よく使われている機能はどれか
- 使われていない機能はないか
- 「ここがもう少しこうなれば」という声
不具合の修正と、新しい機能の追加は、分けて考えるのが一般的です。
アプリにしないほうがよい場合もある
作る前に、次の点も考えてみてください。
- 表計算のひな形や、既存のサービスの設定で足りないか
- 使う人が1人で、頻度も低い仕事ではないか
- 手順そのものを見直せば、アプリがなくても回らないか
アプリは作ったあとも保守が要ります。既にあるものの組み合わせで足りるなら、そのほうが負担は小さく済みます。 AI専科では、ご相談の中で、アプリにしない選択肢もお伝えします。
AI専科のアプリ開発の費用の目安
| 段階 | 目安(税込) | 例 | 期間の目安 |
|---|---|---|---|
| ライト | 30万円〜 | 予約の受付、日報、在庫、顧客の一覧など、1つの仕事を回すアプリ(画面の数はおおよそ5つまで) | 4〜6週間 |
| ベーシック | 88万円〜 | 複数の仕事をつなぐアプリ(画面の数はおおよそ15まで)。ログイン・利用者ごとの権限を含むもの | 2〜3か月 |
| プレミアム | 165万円〜 | 会計・決済・LINE などの外部のサービスとの連携や、AIの機能の組み込みを含むもの | 3〜4か月 |
- それより大きいものは、内容をうかがってからお見積りします
- 金額は画面の数・機能・連携するサービスで変わるため、お見積りをお出ししてから確定します。お見積りは無料です
- 開発費は、ご契約時に3分の1、お渡し時に残りの全額を、銀行振込でお支払いいただきます(振込手数料はお客さまのご負担)
- お見積りの前、ご契約の前のお取り消しに費用はかかりません。ご契約後のお取り消しでは、ご契約時にお支払いいただいた3分の1はそれまでの作業の対価に充ててお返しせず、作業の対価がそれを超える場合は差額をご請求します(消費者契約法上の消費者に当たる方は、同法の定める範囲まで)
- お渡しのあとの保守(不具合の修正・小さな手直し)は、アプリの保守運用(月30,000円・税込から。サーバーなどの利用料は実費で別)か、AI顧問のベーシック以上でお受けします。機能の追加は別にお見積りします
まとめ
業務アプリは、1つの仕事を回す小さなアプリから始め、使いながら育てるのが進めやすい形です。発注前に今の手順と困りごとを書き出し、仕様書で「作らないもの」まで決め、検収は実際の仕事の流れで確かめましょう。
AI専科のアプリ開発についてはアプリ開発のページ、料金の全体は料金ページをご覧ください。「これはアプリにすべきか」から迷っている段階でも、お見積りの依頼・ご相談をお受けしています。
よくある質問
Q. 仕様がまだ固まっていなくても、見積もりを頼めますか?
頼めます。今の手順と困りごと、使う人が分かれば、おおよその規模をお伝えできます。そのうえで、仕様を一緒に固めてから正式なお見積りをお出しします。AI専科のお見積りは無料です。
Q. ライト・ベーシック・プレミアムの違いは何ですか?
AI専科では、1つの仕事を回すアプリ(画面の数はおおよそ5つまで)をライト、複数の仕事をつなぎ利用者ごとの権限を含むものをベーシック、外部のサービスとの連携やAIの機能を含むものをプレミアムの目安としています。実際の金額は、お見積りで確定します。
Q. 作ったあとに機能を足すことはできますか?
できます。使いながら必要になった機能は、あらためてお見積りしたうえで追加します。不具合の修正や小さな手直しは、アプリの保守運用か、AI顧問のベーシック以上のご契約中にお受けしています。
Q. アプリを作ると、どのくらい仕事が楽になりますか?
仕事の中身や使い方によって大きく変わるため、当方から効果の大きさをお約束することはできません。今の手順にかかっている時間を事前に記録しておくと、使い始めたあとに自社で比べやすくなります。





